久しぶりの更新になります。

最近標記のDAPを導入したので、備忘録として書いておきます。
なおこの記事の本題は使う上での注意点について個人的に思った事を書いておくのが目的です。

購入したのはアメリカEchobox社のThe Explorerです。
(試作品の段階ではTheがあったんですが今はついてないのでTheがあるのがないのかは
未だによくわかりません)

DAC:Burr-brown PCM1792
Output:300mW
Battery:4000mAh
出力:3.5mm3極ヘッドホンアウト、同ラインアウト、光出力(ヘッドホンアウトと兼用)

自分としては以前試聴時、それなりに駆動力がありしっかりした音だと感じたのと、
筐体の木材が選べるという点に魅力を感じていた上にMassdropでたたき売りされていたのが
購入の動機です。(19/12/14 今も公式で400USDで売ってますね)

ちなみに木材はEbonyを選びました、一番音がよさそうだったので
黒壇ですよ黒壇、滅茶苦茶音良さそう



なお2回目になりますが、この記事の本題は使う上での注意点について個人的に思った事を書いておくのが目的です。

到着してから1か月以上は使いましたが、個人的に気にしていただきたい設定箇所があります。
それは再生アプリ"USB Audio Player PRO"中のTweaksの設定です。
上から
"Force 1 packet per.........."
"USB tweak 1"
"USB tweak 2"
"USB tweak 3"
"Force 16bit"
"Enable USB hard........"
とありますが、この辺りを弄る事で、Androidシステム側からメモリへバッファするデータの割合を
変えられるようです。
通常バッファするデータのサイズは設計時にメーカーが決定している為、ここを弄ることができるようになっているのはよくわからない謎のこだわりですね…

で、この設定を弄ると音が変わります。
具体的には低音が出る出ないくらいには
あと高温のシンバルの解像度が変わるくらいには
(感じ方には個人差があります)

自分は色々弄った結果、
"USB tweak"関係を全てオフし、
“Buffer size”を1024framesにして使用しています。

"Buffer size"はあまり値を小さくしすぎた場合、DACが頻繁にメモリを見に行く必要が生じ、
システム側とのクロック差分をバッファで吸収できなくなってしまうので、
音切れが発生しますのでご注意ください。
(なおクロック差分がどのくらいあるかは絶対値ではないので、
音切れが発生しない場合もあります、一応"Buffer size"の説明にも音切れについては書かれています。)


ちなみに設定調整の時の曲は以下の曲を使いました。

ヨルシカ/藍二乗



(ライブいきたかった)

自分が試した感触では、低域の鳴り方(低音の硬さ)やスピード感、
高域の明瞭さなどが変わる印象を受けました。

せっかくよくわからない機能が付いているので、お持ちの方や触る機会のある方は
試していただくと面白いかと思います。

以上になります。